Artist Workshop Festival

今井琴美

◯プロフィール
北海道出身
上京を機にダンスを習い始め2016年頃にコンテンポラリーダンスに出会い没入していく。
様々な振付家の作品やジュニアカンパニーの経験を経て、現在は自身の振付や即興をベースに映像、写真、インスタレーションなどの芸術を絡めた活動を開始。
"生身の身体から発生するエネルギーと質感"を根底に作品やパフォーマンスで表現、自分なりの哲学や美学を探求する。

◯WS受講の方に向けて
映像を通して知れる身体があり、身体を使って感じとれる視点があります。
今では大学教育の場でも取り入れられている映像と身体の授業。ビデオダンスという新しい身体表現。
それらはただ動いている身体を記録保存するだけではなく、身体性はもちろん表現力、洞察力、思考力や色んな物事が拡張していく可能性を秘めています。
実際にスマホという誰もが持っていて簡単に扱えるカメラを自分の眼として、撮影し合いながらながら身体が持つ表現、感覚や動き、質感をマニアックに探究してみませんか？
・映像に興味のあるダンサーや学生のみなさん
・ダンス、身体表現、映像に興味のある方
・新しい表現、違ったアプローチでダンスに出会いたい方
ダンスも映像も経験はとくに関係ありません。
必要なのはもっと知りたい、もっと視たいと思う事だけです。

岡野亜紀子

◯プロフィール
コンテンポラリーダンサー／バーティカルダンサー／BESJマットピラティストレーナー
地上や壁面、水の上など様々な場所で踊り、身体の可能性や表現方法を模索中。
コンタクトインプロヴィゼーションでの身体の在り方に注目し、身体を使ってのコミュニケーション方法を提案している。

◯WS受講の方に向けて
誰かと会話する時、みなさんの身体はどうなっているでしょうか？
苦手な人が相手の場合、身体は少し緊張して硬くなっているかもしれませんし、好きな人が相手の場合、身体はもしかしたら前のめりになっているかもしれません。
自分の身体の状態がわかると、相手から発するものが受け止めやすくなり、反応もしやすくなります。
このワークショップでは、「触れる・触れられる」といったコンタクトインプロヴィゼーションの手法を使い、まずは自分の身体の状態を感じ、そして相手の力や意思を感じることで、そこからどう反応することができるのか？など、身体での会話の仕方を学ぶことでコミュニケーション力の向上を目指します。

井上優

◯プロフィール
2016年4月～継続「ワタナベエンターテインメントカレッジ」演技講師
2018年「ITmediaエグゼクティブ」勉強会

◯WS受講の方に向けて
あなたの声は、あなたの身体という楽器から出る音です。
その音をより魅力的に、思い通りに出せるようにしませんか？
声が出やすい身体、魅力的な声を出すためのワークを科学的な知見を盛り込みつつ、お伝えいたします。

池田練悟

◯プロフィール ClownCrown 団長 俳優、演出家、劇作家、演技コーチとして人生の79％を過ごす。
近畿大学にて大橋也寸先生からルコックシステムを学びながら、スタニスラフスキーやマイケル・チェーホフ、マイムやインプロなど世界中の様々な演技、演出法の研鑽を続ける。
べラレーヌシステムは岡田正子先生から「上級最後の過程にあり指導も可能」と指導許可を頂く。

ライブスペースiRegoGarage支配人。
座右の銘は「演劇即日常」

◯WS受講の方に向けて 今回は久しぶりに俳優向けの演劇ワークショップをさせて頂きます。
私は、普段は一般の方に向けてコミュニケーションの為の演技トレーニングをしているのですが、演劇未経験者に演技の本質を伝えるというのはとても難しいことです。
俳優なら感覚だけでごり押しできるところを彼らは論理が破綻していると聞いてくれません。
もちろん感覚も大事ですが、感覚だけでは納得してくれないのです。納得のないレッスンをしていると忙しい一般の方々はあっという間にいなくなってしまいます。

その生き馬の目を抜くような世界で一般の方に向けて論理的な演技のトレーニングを行ってきました。
今回はその中からフランスのルコックシステムからニュートラルマイムとべラレーヌのレッスンの一部を俳優向けにやっていきます。

再現性のない感覚だけの演技から抜け出してひとつ上の表現を身につけませんか？

可児奈穂子

◯プロフィール
小劇場の舞台を中心に、俳優として活動中。
セラピスト(みえるからだほぐし®認定講師、アクセス・バーズ®プラクティショナー、レインドロップアロマヒーリング)として活動

◯WS受講の方に向けて
自分の身体と向き合う時間をつくれていますか？
鍛えるというより、ただ観ること。良い悪いではなく、今の自分の身体の状態を知ること。
それは、自分の感覚、感情を観ることにも繋がります。
そして、身体をセルフケアでほぐし、パフォーマンスの起動しやすい弛んだ身体を自分の手で掴んでいただけたら幸いです。

小林玉季

◯プロフィール
幼少期からクラシックバレエを習い、大学からは劇場を中心にミュージカル、ストレートプレイの場にて活動する。
道半ば、感じることの量に対応しきれず心身を病み、鹿児島にてお寺で暮らすことするも、内から生まれる感情や声を届ける場所があると感じ、野外劇を中心に活動し始める。結果、劇場の外ではとどまらず、更に感じるままに国外へ。
そのうちに、日本・台湾・インドネシア、シンガポールのメンバーからなる、身体、精神、思考の角度から人間の本質を研究する多国籍芸術集団(5ToMidnight International)と活動を共にするようになり、それから4年間は既存の作品とはほぼ触れず、自己の内なる声から生まれる身体の表現を追求する。
最近は心の世界と身体の世界、精神の世界の関係に興味を持ち、幸せと健康を実践、創造、提供できる人間になるべく、瞑想、ヨーガ、仏教哲学、脳科学、解剖学を勉強中。生きることへの愛を根っこに湛え表現活動やWSをしている。


◯WS受講の方に向けて
このWSはどなたでも、どこからでも参加できるオンラインWSです。2017年7月16日、アドビシステムズ社による調査でHuffpostに「「自分は創造的」と感じる日本の若者、わずか8%グローバル平均を大きく下回る」と題する記事が掲載されました。創造的な自分に出会うことは、自分の力に出会うことです。私たちは、人間として、新しい世界を産み出す力を備え生まれてきています。しかし私たちはその力をどれだけ人生の中で意識的に使えているでしょうか？ 人生を望み旅するには、創造的な力が必要です。そして創造的な力を存分に発揮するにはまず、感じる力を養うことが必要です。
深く感じるためには、「在る」だけの真っさらな状態の自分にアクセスすることが大切です。そして、その「在る」だけの自分の力を強く信じることが大切です。今回のこの時間ではセッション0として、私がアジア各国で国際共同制作をしてきた中で学んできた身体感覚のメソッドとヨーガの智慧、そして私自身の体験を元に、人生に芸術と創造を取り入れ心豊かな毎日を過ごすためにまず大切な基盤となる、「在る」だけの自分へ立ち戻る時間を体験していただきます。WS後半ではアクセスした「在る」状態を使った小さなクリエーションをしようかな、と思っています。
今抱えている前提、思い込みを0に戻し、ただ真っさらなあなたに出会った時、あなたの身体からはどのような世界が生まれるでしょうか。